東京科学大学
理事長 大 竹 尚 登
Science Tokyo(東京科学大学)は,2024年10月に2つの国立大学法人である東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して誕生しました。
Science Tokyoは「『科学の進歩』と『人々の幸せ』とを探求し,社会とともに新たな価値を創造する」ことをミッションに掲げ,理工学,医歯学の体系を再構成し,自然の理解,自然の利用,人の理解,社会の理解を基軸とした新たな学知を創造する大学です。目指すのは,善き生活,善き社会,そして善き地球をつくりあげることです。
附属科学技術高等学校も,高等学校の基礎的内容から理工学の先端までの学びを大学と連携して行うことにより,科学の理解にとどまるのではなく,将来,イノベーションを生み出し,科学の力を社会に還元する人材を育成していきたいと考えています。
東京科学大学
学長 田 中 雄二郎
附属科学技術高等学校は旧東京工業大学の時代から理工学系との強い連携を進めてきました。2学年の科目「先端科学技術入門」では,東京科学大学の教員が研究内容を紹介する特別講義を年間6回程度行います。この高大連携特別講義を受けることで高校生の学習へのモチベーションを飛躍的に高めています。その他にも,大学教員による高校生の研究活動へのアドバイスや博士課程学生による講演などのプログラムがあります。
また附属高校の生徒が大学の各キャンパスを訪問し,大学での研究を身近に感じ取る機会もあります。東京科学大学となり,キャンパスの訪問には最先端設備を備えた附属病院も選択肢となるなど大学との連携は医歯学系にも広がっていきます。Science Tokyoの理念である2つの価値観「科学の進歩」と「人々の幸せ」のもと,附属高校の生徒一人ひとりが,伸び伸びと自己実現していくことを期待しています。